クラスメイトは婚約者!?〜Sweet☆Plan〜
「これを捨てるかどうするかは、あなたたちが決めなさい。」
しっかり俺から目を離さず、話す
「でも…彗にはもう、沙羅ちゃんは無くてはならない存在なんじゃない?」
「………え?」
「だってあなた…沙羅ちゃんのことになると、自分らしいあなたになるんだもの。」
自分らしい………?
「喜怒哀楽。すべてが顔に出てるわ。あなたは小さい頃から、笑って他の人には弱みを見せなかったから」
ニッコリ微笑む母
「沙羅ちゃんの前では本当の自分になれたんじゃない?」
……本当の自分?
「……母さん…もしかして……」
「ふふっ」
やっぱり………
気づいてたんだ……
俺がこの性格を演じていたって……