クラスメイトは婚約者!?〜Sweet☆Plan〜
「どうせ俺たちは同じ大学に進むんだし、観月とも会おうと思えば会えるだろ」
「そ…そうだけど―……」
やっぱり寂しいものは寂しい……
「まぁ―卒業だもんな…」
頭をポンポンと撫でながら話す彗
「哀しくない奴なんていないだろ…」
優しく頭を撫でる
「彗も寂しそうだったよね?」
「はあ?俺がいつ!?」
怪訝そうな顔を向ける
「答辞の時」
「別に…普通だったけど」
な〜んて言ってるけど本当はちょっと声が震えてたって、自分でも気づいてるくせにっ。
「なぁ―沙羅。」
「んっ?なっ……んんっ」
塞がれた唇
そしてすぐに唇を離した
「行くぞ。」
「えっ………ちょっ!!彗っ!!」
手を強く握りしめながら教室を飛び出し走り出した