【短編】今夜、きみと最後のキスを
すぐに離れたそれは、あたしの胸元に落ちてきて……。
「……っ直樹くん!?」
──地面に倒れた。
「直樹くん!! 直樹くんっ!!」
息をしているのかさえわからない。
眠っているのかと思える程、地面に崩れ落ちた直樹くんの呼吸は静かだった。
「直樹くん!!」
揺すっても頬をたたいても起きない。
あたしは弾かれたように屋上を飛び出して階段を駆け降りた。
誰か呼ばなきゃ!!
「……っ直樹くん!?」
──地面に倒れた。
「直樹くん!! 直樹くんっ!!」
息をしているのかさえわからない。
眠っているのかと思える程、地面に崩れ落ちた直樹くんの呼吸は静かだった。
「直樹くん!!」
揺すっても頬をたたいても起きない。
あたしは弾かれたように屋上を飛び出して階段を駆け降りた。
誰か呼ばなきゃ!!