Ghost Lovers

ゴロゴロ…


バリバリバリ!!!


「きゃあぁっ!!」


空を裂くような、激しい雷鳴に
ビクッと肩を揺らせて思わず大声で叫んだ。
頭を抱えて、耳を塞いでも遠くならない雷。
まるで、ずっとここに居座っているよう。


「は…早く終わらせよ…」


どうか早く鳴りやんで。
嵐なんて通り過ぎてほしい。



現在、午後7時。


扉を拭く手を速めた私の肩を、2回誰かに叩かれた。


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