Ghost Lovers
……と言い返したくても
凜の整った顔立ちは、何というか…威圧感がある。
やっぱり人間離れしてる。
押し黙ってしまった私に追い打ちをかけるように
一歩ずつゆっくりと近寄ってくる。
「な…何よ、」
「ククッ…」
固まってしまった私の首に、
サラサラの凜の白銀の髪が触れた。
「あの時すぐに俺の名を呼んでいれば…
すぐ、助けてやったのに。」
――は?
耳元で囁かれた言葉に、絶句した。
それはつまり。