Ghost Lovers
「すごい人間が来たねー。」
「あァ。でも凜のやつが気に入ってるからいいんじゃねェーの?」
「……仲良くできるかな。」
「さァーな。食べらんねェなら興味ないわ。」
――そんな私たちの姿を横で見ていた二人の妖怪は
呆然と立ち尽くし、お互い顔を見合わせて
そう呆れたように呟いた。
「俺に感謝することだな。」
「しないから!自分の身は自分で守る!!」
私の感謝を返せーーーっ!!
「……ま、でも楽しそうでいいじゃん。」
「…だな。」