Ghost Lovers



……最悪っ!!



「ね……眠らせていただきます…。」



後ずさりするように、キッチンを去ろうとした私の手を
ガシッと強く喜代が握った。


「ちょっ…!」
「食べないから!ほんとだよっ!」




「僕、小町ちゃんと仲良くなりたいだけだから!!」



ぐうぅう~…


喜代の叫び声と同時に、そんな切ない響きが
部屋に溢れた。

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