夢で見た君との空
その夜は、章のことを考えずにはいられなかった。
どうしても、気になる。

その彼女、優さんのことも気になる。
あまりはっきりと絡んだことはないから、余計。

「章、大丈夫かな……」

ケータイに届いていたメールは全てユリちゃんからだった。

【どこにいるのー?】
【あ、もしかして、章くん?】
【帰ったらメールしてね~】

あたしは

【章と遊んでた~^^もう寝るねー】

とだけ送って、ケータイを閉じた。

『また明日な!』……。
また、明日も章と話せるんだ。
嬉しい。
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