sweet
“好き”



たった2文字の言葉なのに、



“友達”



の2文字よりずっと重くて嬉しかった。




ねぇ海斗…こんな私で本当にいいの?




私よりずっと女の子らしい可愛い子だってこの世界にいっぱいいる。




私よりずっと強がらないで素直な子だってこの世界にいっぱいいる。




どうしてこのたくさんの人がいるなかで私を選んでくれたの?




海斗への思いが私の頭を埋め尽くす。




でも私は…




私を選んでくれた海斗を愛し続けられるからっ…





だから…




ちゃんとこの言葉を言う事ができるよ…?





「私も…海斗が好きですっ。」
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