sweet
ビクッとふるえる私にまた言葉をぶつける。




「海斗様に似合うような顔でもないくせに。」




海斗様!?




何それ?あいつそんな地位まで上がっていたのか…




それより…さらりと言いましたね…。




「私だって…いっぱい考えた…。だけど!私っ…私は好きだったから…」




その子が怒りに震えていたのが私にはすぐ分かった。





「あんたさ…「もういいだろ。」





メグの友達に口をはさむ影。誰?





ゆっくり顔をあげると智がいた。




「お前だって友達と同じ奴を好きになって同じような状況になったらどうすんだよ?」





「それは…。」





智の言葉にその子はメグの方へと帰っていった。





「詩音…気にすんなよ?」




私はゆっくりうなずく。
< 47 / 58 >

この作品をシェア

pagetop