sweet
「ありがと…智。」
「ん。」
そっけなく智は返事を返すと自分の席に座った。
そこに海斗が帰ってくる。
静まりかえっている空気に動揺していた。
「何が…あったんだよ?」
智に聞いている。
智はさりげなく私の方をちら見する。
「あっ…そう。」
海斗は私の隣の自分の席に座った。
海斗もさっきの事で分かったようだ。
この距離でメグと離せるかな…?
ー帰り
「………はぁ…。」
おもわずため息をついてしまう。
「いきなりため息吐くなって。」
智に軽く頭をたたかれる。
私だって吐きたくて吐いてるわけじゃないもん…。