sweet

「ねぇ智…。本当に海斗と付き合っていいのかな?」




「何言い出すんだよ急に…。」




自分の影を踏みながらとぼとぼと歩いて行く。




本当ならメグが隣にいるはずなのに…




「いろいろ悩んだ結果でお前が決めたんだろーが。海斗の事好きになるってさっ。」




「そうなんだけど…。」




それは十分承知しているんだよ…。




自分でも今更何言ってんだろうって思ってる…。




でも人を好きになることでこんなに苦しいなんて思わないじゃん?




「俺は口出し出来ねーしさ…。あっそうだお前ん家よっていい??」




「え?あっどうぞ?」




何をいいだすんだ急に…




ー家



「おー久しぶりに来たわ~。」



「はいはい。」



私は鞄から鍵を取り出して家を開ける。



「ただいまっ。」
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