王子様のKiss



付き合って2ヶ月も経った。
未だ、キスはしてない。


今日この日私は初めて潤の家に遊びにいく。

緊張感を持ちながらも、
私は家に入った。


「おじゃましまーす…」
「いらっしゃい!上がって!」


と言って、潤がリードしてくれた。
ありがとう。

でも、それは決して優しさなんかじゃなかったんだね……



潤の部屋についた。


「適当に座って」
「うん…??」


今になって気付く。
なんか潤…今日冷たい…
まるで…氷のように冷たい
私はベットに座った。

すると、潤は何もいわず近づいてきた。

「潤?…きゃぁ!!」

私はベットの上に押し倒された。
気付くと、潤は私におおいかぶさってきた。
手を押さえ付けられる。


「やっ…やめて…!」
「動くなよ」

びくっ

初めて聞くこんな声。
こんなに怖い潤は初めて見る。
こんなに怖いのは……、
初めてだ。

逃げなきゃ…!

必死に抵抗すると…

パシッ

「…え」

頬に痛みが走る。
…なんなの?これ…
私の服は潤によって、
どんどん乱されていった。

「なんで?こんなこと…」
自然と震える声。

「お前可愛いじゃん。耐えきれないし。みんなからもモテてるし。」
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