リク小説★


なにす―…!


止めようとしたときには遅くて。


俺等に向かって首を傾げてる南美の姿。

赤い髪が、サラリと揺れる。


「ちょっとちょっと。」


「おい、」


こいこい、とコイツ等が呼ぶから
南美が不思議そうな顔をしながら目の前に来る。



…はあー…


んと、コイツ等は…



「海?なに?」


「あー…いや、なんでもな」


「あのさ河野ってさー!…んぐっ」


言わせねーっつの!!



「……海?なぁに?」


って、おい!

なんだよその上目遣い?!

普段なら「何よ?」ってキレるとこじゃねーのかよ!!

なんだその不意討ち!!



「おわ、…へぇー…?お前顔赤く」


「うるせーー!!!」


だーもうっ!!

どいつもこいつも何なんだよ!!!



「、行くぞっ!南美」


「へ。えっ…?!」



あーもー!!

何でこうなんだよっ!!



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