いつか…
運命
「はあああ…」
教室に響く大きなため息
ほんっと最悪!!
実はじゃんけんで
まけて1人で教室を掃除中…
「まじ最悪だ…」
ほんっとじゃんけん運
ないなー
「ひぃなぁー♪」
「あいちん☆☆」
元気に教室にきた子は
篠原愛(シノハラアイ)
通称あいちん
大好きな大親友!
「どうしたの?あいちん」
「一緒に帰ろうと思って☆」
ニカッと笑う。
かわいいな…
「まって!すぐいく!!」
急いで掃除を終わらせる。
「昇降口でまってるね!」
そういい行ってしまった…
数分後
「終わった〜」
さっさと片付け教室をでる
とぼとぼと歩いていると…
タッタッタッタッ!
ドン!!!
「きゃぁ」
「うわぁ」
同時に叫ぶ
「いたたた…すいま…せん…大丈夫で…すか?」
顔を上げると
━どきっ
何?このきもち…
ぼーっとしていると
「こっちこそごめん!俺は大丈夫だけどそっちは大丈夫?」
「ひぇっ!?え…あ…うん!」
「良かった☆」
にこっ
まぶしい…
太陽のように輝いていた
━━ドキドキ
このきもち…
初恋…?
まさか運命??
この出会いは
あたしの気持ちを
苦しめる
出会いだということに
まだあたしは気づいてなかったんだ…