繋いだ手
「えぇ!?!?!?」


「何?なんか文句あるの?」


あたしの発した叫び声に、
不快と言わんばかりのオーラを
身にまとい、
じりじりと近づいてくる。


だ、だって!!
文句って、いきなりすぎない!?


だけど寧々は
そんな事を言ったら
きっとあたしに襲い掛かって
くるだろう。


だって今でさえ
獲物を定めた豹みたいな
目つきしてるもん…!!


「ここは、寧々の言うとおりにしておいた方がいいんじゃない??」


こっそりと涼夏が
耳打ちをしてきた。


奇遇だな。
あたしも今そう思った所だよ。


さすがだ友よ。


まあ、仲良くなれるなら
別にいいかな…。


「じゃあ…。」





















その時の寧々の顔は
なんて光に満ちていただろう。













そうして、
[里央&颯.ラブラブ大作戦!!]が
決行される事になったのだった。
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