私生活
幼少期



"小さい頃"っていって一番に思い浮かぶのは


父親が母親の髪を掴んで、床に散らかる無数の髪。

その次に思い浮かぶのは、腹を押さえてうずくまる母親の腹を、さすってる父親の姿。





あたしは今までに2回、引っ越しをしている。

2回目に住んでいたのはマンションで、その時あたしは幼稚園に通っていた。


幼稚園の時の私は本当に気が弱くて人見知りで、いつも幼稚園では1人だった。

休み時間はそこら辺に突っ立って、早く帰りたい…と思ってた。

幼稚園の先生が気を使ってか、よく話しかけてきたり、自分のクラスに呼んでくれたりしていた。

幼稚園が終わってからの楽しみは、母親が買い物に行った時に買ってきてくれるおもちゃだった。

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