君の音が聞こえる



それなりに勉強が
できた私は
特進クラスに入学。
友達もできて
新しい生活に期待した。




「花音、お昼食べよ」



花に音。
カノンとは私のこと。
母がカノンという曲が好きで
名付けてくれた。





目の前に座る
雪江(ゆきえ)は最初にできた
友達。
真っ白な肌が印象的だった。



「うん、購買行こうか」



雪江を連れて
私は購買へ向かった。



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