maple


「本当に大丈夫なの?」

「大丈夫だって!!」

「怪我いっぱいするかもしれないよ?」

「治せばいいもんっ!」

「投げられたら痛いよ?」

「我慢出来るもん!」

「そもそも女の子じゃない!?」

「りんを男の子に生まなかったママが悪い。」

母は最初は私が柔道を習う事を反対していた。

いつも放任主義な母がなぜあそこまで私を咎めたのか分からないが、私の意志は変わらなかった。
適当な理由をつけて母の話をかわした。


そして、依然から私に何かスポーツをやらせたがっていた乗り気な父と母を説得し、私はボランティアで柔道を教えている警察署で柔道を習う事になった。


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