maple
「り〜ん〜!!」
「ゆなッ!!」
「今日からやね〜。」
「うん!ちょっと緊張する!」
そういって私に抱きついてきた女の子。
関西弁の幼なじみ癒奈。
ゆなは何かと気の合う大切な友達だった。
そして、ゆなも私と同様オリンピックに影響され、柔道を習う事を考えていた。
私とゆなは基本的に考える事が似ていた。
顔は全然違ったが、声も雰囲気も似ていて、よく双子に間違えられた。
でも、決定的に違うのが身長だった。