歌って聞かせてよ。
それから病室に戻った光輝君は一向に歌おうとしなかった。
「光輝君…。」
「何?」
やさしい笑顔で振り向いてくれる。
「私…光輝君の歌、大好きだよ。」
どうしても伝えたかった。
もう歌ってくれないような気がして…。
「な…なんだよ急に。てっ、照れるだろ!」
パッと片手で顔を隠す光輝君。
「…明日も……歌ってくれるよね?」
恐る恐る聞いた。
すると、何か考えるように一拍おいて
「たりめーだろ。」
って言ってくれた。
その日の夜。
私は自分の木の下で夜空を見上げていた。
私…光輝君と話したくて人間にしてもらったけど…
でも、それって結局は自分の事しか考えてなかったんだよね。
光輝君の病気をはやく治してあげたいよ。
私に出来ること…
なんかないかな…。
「光輝君…。」
「何?」
やさしい笑顔で振り向いてくれる。
「私…光輝君の歌、大好きだよ。」
どうしても伝えたかった。
もう歌ってくれないような気がして…。
「な…なんだよ急に。てっ、照れるだろ!」
パッと片手で顔を隠す光輝君。
「…明日も……歌ってくれるよね?」
恐る恐る聞いた。
すると、何か考えるように一拍おいて
「たりめーだろ。」
って言ってくれた。
その日の夜。
私は自分の木の下で夜空を見上げていた。
私…光輝君と話したくて人間にしてもらったけど…
でも、それって結局は自分の事しか考えてなかったんだよね。
光輝君の病気をはやく治してあげたいよ。
私に出来ること…
なんかないかな…。