歌って聞かせてよ。
私だってめちゃくちゃ嬉しいよ。



人でも、人の形じゃなくても…



私の存在は









光輝君を支えられてたんだね。














「あの木をそのまま人間にしたのが桃だな…。」




そう言って笑いながら光輝君はベンチから立ち上がった。








「はぁーっ!なんかスッキリした。さんきゅな。」




振り替えって私の頭を撫でる。



その時の光輝君の笑顔は本物の…とても眩しい笑顔だった。
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