歌って聞かせてよ。
「ちょっと…外の空気、吸いに行くか。」





光輝君に連れられて中庭に出る。




いつの間にか外は真っ暗。















…もうすぐ私はいなくなる。


刻一刻と迫ってくるお別れの時間。






「なぁ、今日はさ…ベンチじゃなくて…あの木の下、行かねぇ?」




「え、どしたの?急に。」



「いいから。」




無理やり手を引っ張られる。




どうしたんだろう…。












木の下で座り込む私達。







「?光輝君?」



急に黙り込んだ光輝君。

私は気になって名前を呼んだ。




すると…



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