歌って聞かせてよ。
第10章 桃。
「桃─────っ!!!」
俺は泣き叫んだ。
消えていく桃を止めれなかった。
「…くっそぉ!!」
地面を殴る。
そしたら殴った手の甲に一片の花びらが落ちてきた。
ふと上を見上げると…
木にはとても綺麗な桃色がかった白い花がたくさん咲いていた。
「体…大切にしろってか?」
手の甲に落ちてきた花びらを見つめた。
「桃…お前の花……、すっげぇ綺麗だよ…。」
いきなり別れだなんて…
ちゃんと前もって言っとけよ。
「…好きだって一言も…言えなかったじゃねーか…。」
初めてだった。
こんなにも愛しいと思えた女の子は。
「桃…。」
俺はそのまま泣き疲れて、その場で眠ってしまった。
俺は泣き叫んだ。
消えていく桃を止めれなかった。
「…くっそぉ!!」
地面を殴る。
そしたら殴った手の甲に一片の花びらが落ちてきた。
ふと上を見上げると…
木にはとても綺麗な桃色がかった白い花がたくさん咲いていた。
「体…大切にしろってか?」
手の甲に落ちてきた花びらを見つめた。
「桃…お前の花……、すっげぇ綺麗だよ…。」
いきなり別れだなんて…
ちゃんと前もって言っとけよ。
「…好きだって一言も…言えなかったじゃねーか…。」
初めてだった。
こんなにも愛しいと思えた女の子は。
「桃…。」
俺はそのまま泣き疲れて、その場で眠ってしまった。