あなたが居るから、私が居る


改札口まで来て、皆と別れる時、Mが言った。

M『あれ、また横手、そっちなの?』
…と。

瑠霞「あぁ、暫く向こうに用があるからさ。」
と、軽くあしらった。

Mは、そうなんだ、また明日。と言って改札口に向かっていった。


瑠霞と二人きりになると、自然と手を繋ぐ。

瑠霞「森川はさ、右で手を繋ぐのがいい?それとも左?」
と、素朴な事を聞いてきた。

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