あなたが居るから、私が居る


瑠霞はあたしのちょっとした様子の変化に気づき、徐ろに携帯のサウンドフォルダから、曲を流し始めた。

瑠霞「きっと今の森川にぴったりだと思う、聴いてて。」

そう言われた通り、耳を傾けていると…

今のあたしと同じような心情、曲であまり泣かないあたしが、ボロボロと涙を流しながら聴いていた。

そっと抱きしめてくれる瑠霞。
耳元でそっと、無理しないで泣いて良いんだよ…と、強がりなあたしに言った。

.
< 88 / 212 >

この作品をシェア

pagetop