大好きちーちゃん
「お父さん…ね…
なんとか一命は取り留めた。
けど…余命2ヶ月よ」

「なに言ってるの?」

「健くんたちを呼んで。
それから話すわ。」


お母さんの目は強かった。
大切な人を守るために
なにがあっても恐れない。
そんな目だった。


私は健とちーちゃんを呼んだ。
ちーちゃんは寝てた。

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