大きな愛
「俺が感謝される立場じゃねぇよ...美月の友達のさゆりちゃんのおかげ」

「え...?さゆりの??」

「まぁ...それだけ言っとくよ」

「えーっ...」

「まぁまぁ...よかったじゃん!お母さんも来ててさ」

「どうしてお母さんがいるの...?」

「それもいいよ!」

あたしになにも言ってくれなかった。





でも、嬉しかったんだ。ありがとう...。





そして、気持ちよくあたしは病院に帰った。こんなにいい気持ちでいられるなんて...あたしの友達も親戚の人も先生も、お母さんも...明日病院に来てくれるみたいだからすごく明日楽しみだった。



これも賢治のおかげだよ。
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