大きな愛
第2章
告白
車が走ってる間はどちらからも喋りかけたりもしないまま、賢治が連れてきてくれた場所に着いた。
「海…」
「そだよ…」
やっと交わした会話は、短い言葉だけ…
だけど、さっきまでの賢治じゃなかったから一安心した。
「どうして…海なの??」あたしが聞くと、
「この場所は…両親とよく来た場所だからだよ。俺の父さんも母さんも…いなくなった。
交通事故で亡くなったんだ…」
交通事故…。
「今は1人でたまに来てるんだ。なんかさ…ここに来るだけで安心するんだよな…」
「安心…?」
「うん。来すぎたからかな?美月といるからかな??」
「バカっ!!」
「やっと笑った!!」
「へ??」
「だって…ずっと怯えてたから…ごめんな…こわい思いさせて…」
賢治はあたしに近づいて抱きしめてくれた。
「あたしの方こそ…
ごめん…早くに言えばよかったのに…」
「海…」
「そだよ…」
やっと交わした会話は、短い言葉だけ…
だけど、さっきまでの賢治じゃなかったから一安心した。
「どうして…海なの??」あたしが聞くと、
「この場所は…両親とよく来た場所だからだよ。俺の父さんも母さんも…いなくなった。
交通事故で亡くなったんだ…」
交通事故…。
「今は1人でたまに来てるんだ。なんかさ…ここに来るだけで安心するんだよな…」
「安心…?」
「うん。来すぎたからかな?美月といるからかな??」
「バカっ!!」
「やっと笑った!!」
「へ??」
「だって…ずっと怯えてたから…ごめんな…こわい思いさせて…」
賢治はあたしに近づいて抱きしめてくれた。
「あたしの方こそ…
ごめん…早くに言えばよかったのに…」