大きな愛
「やめろよ!!」





あたしの腕を強く掴んで、持ってたカッターを投げた。






「離してよ!!あたしなんて死んだほうがいいんだよ!!」


「死んだほうがいいなんて...そんな人間なんてこの世にはいねぇんだよ!!俺には...美月がいないと...生きていけない...」




「どうせそれは彼女の事でしょ??」



「違う!!出会った時から...違う目で見てたよ!!あいつと重ねなかった!!一度だって重ねることなんてなかった!!」


「なんでよ...そんなはずない!!そんなの嘘だよ!!!信じないよ!!誰も信じないって...決めてきたんだから!!」




「信じない...?じゃあ...なんで今ここにいるんだよ...。今生きてるのは...信じられる人がいたからだろ??俺を信じるって言ったのは誰だよ...俺...守るって約束したじゃん!!勝手に1人で決めるなよ...」



賢治はあたしに強く抱きしめた。
あたしは抵抗しようと思ったけど、無駄だった...。
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