大きな愛
「美月...?病院だよ...美月...?」


「ん~...賢治??もう着いたの??」



「着いたよ!さ、出よっか」
賢治は優しく微笑んで車から出た。




「賢治~...」

「ん~??どした?」

「甘えていい??」

賢治は笑って、

「いいよ」
と言ってくれた。

あたしはお言葉に甘えて、賢治にくっついた。

「ホント...かわいいなぁ...」

まるで動物に撫でてるかのように、賢治はあたしの頭を撫でた。



病院の中に入って、医師の人がいる部屋に行った。でも、途中であたしは席をはずすように言われた。


不安が募る...。


賢治が聞いてるんだ...また、何か言ってくれるよね...。
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