空色パレット
「犯されたいか?」


「いいえ」


あたしはおとなしくソファーに座った。

もうあの目が嫌だ。完全にマジな目なんだもん。


ちらっと笹河を見てみると、どうやら本格的に作っているみたい。


特にやることがなく、ボーッと天井を見つめていた。

そのうち、うつらうつらとしてきた。


寝てはいけないと思いながらも、あたしはすぐに睡魔に襲われた。


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