空色パレット
痴漢男は、オッサンだったのに…あたしは、間違えて違う腕をつかんでしまった。



あたしが悪いよ?



でもね、これだけ謝ってるのに許してくれないってひどくない?


「周りからは、俺が痴漢だと思っただろーな」


微笑みながら、あたしの頬を引っ張る。



「ご、ごめんなさいっ」



『痴漢っ』と叫んだあと、あたしは腕を引っ張られ、ヤクザの事務所…みたいな場所に連れていかれた。



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