空色パレット
「つまらない話を聞かせたくて俺を呼んだのですか?」


「…いいや」


「俺は動かない。結婚する気もない。組を潰す?そんなのやれるもんならやってみろよ」


ダンッ!


笹河は、テーブルを強く叩いた。


今までに見たことがない…恐い顔。


「シマに手出すなら…戦争始める気でいてくれよな…」


「手は出さねぇ。でもよ、今日はその話をする為にお前を呼んだんじゃない」


「わかってる。で、俺は断る」


バカにしたように笑って、正座をやめてデカイ態度で胡座に。


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