消え行く花のように


ガラスに映る自分の赤い瞳を見て、小さくため息をつきながら、ドアを開けた。








「さよならだ」








一度だけ振り返り、意識のないガーフィールドに別れを告げ、ドアを閉め外へと足を踏み出す。



















外は再び降りだした雪が静かに舞い……



< 96 / 101 >

この作品をシェア

pagetop