愛してるのに愛せない
近づく心―from 彩―
夏休みを迎えたあたしたち。
海斗と大輝とあたしは、まず宿題を終わらすために海斗の家に来ている。
「お前ら宿題に時間かかりすぎだろ…」
「だって暑いんだも〜ん……なぁ?彩ー」
「あたしは大輝より進んでるからっ!」
先に宿題が終わった海斗はあたしたちの宿題を見てくれている。
それなのに大輝は扇風機に当たって涼んでばかり…
「海斗〜……エアコンの電源入れないの?」
あたしは海斗を見上げるようにして懇願する。
ついでに、この薄着から胸でもチラチラ見せてやるっ
「仕方ない…つけるか…」
あたし…考えがわかったのか、海斗は顔を赤くしていた。
でも、そんなに早く行かなくても…