愛してるのに愛せない
―――…
「終わったっ♪」
「俺も終わった!」
海斗に教えてもらったやり方で、予想よりも早く終わったあたしと大輝。
正直…こんなに早く終わるとは思わなかった…
「お疲れ!」
「ありがとっ」
海斗がおやつのポテチを持ってきて、あたしたちの前に出した。
「いっただき!」
大輝が最初に手を出して食べる。
あたしも食べようと、手を伸ばそうと思ったのに、隣に座ってる海斗の視線に手が止まる…
「なに…?」
海斗はジーッとあたしを見つめる。
あたしの胸の鼓動が早くなる…