愛してるのに愛せない


「彩…」

「なに…?」

「いつもありがと…」

「どうしたの?急に…」

「いや、なんとなく」

「そっか…」





俺は彩に、好きだと言うのを堪えてありがとうを伝える。


そんな俺を見て、彩は何を感じたのだろう…?




彩は俺のこと…どう思ってるのかな…








ただそれだけが気になって、俺は彩を気にしながら夕飯を作り終えた。
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