愛してるのに愛せない

あたしは教室を出て一人になれるところを探した。





とりあえず歩いていると緑のマークが描かれている光が目に入る。







非常階段…まぁいいか…




「ふぅ…」




あたしは階段に座ると溜め息をついた。



落ち着いて考えると昔の嫌なことを思い出した。







あたしはもう…誰とも関わりたくない…





裏切られるなら友達はいらない。




陰口もされるならいらない。




男も女も…みんな裏切る。




あたしは人間を憎んでいた。




だってあたしは…








恋をしちゃいけないから…
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