愛してるのに愛せない


「今日から、この学校に転校してきた北見 麗華(きたみ れいか)です。よろしくお願いします」




深く頭を下げ、お辞儀をした北見さんは海斗の方をジッと見ている。





……あっ!海斗の部屋にあった写真の子…



あたしは海斗の部屋にあった写真を思い出した。



間違いない…あの子だ…!




あたしは海斗を見る。






海斗は頬杖をついて、北見さんを見つめていた。
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