愛してるのに愛せない


2時限…3時限…4時限と、あたしはぼんやりしながら授業を受けていた。




気付くと昼休み…
あたしは、海斗と大輝…そして北見さんを含めて話していた。





「へぇ〜、相馬君も月城さんも、海斗の親友なんだ〜?」

「もう大輝でいいよ!」



大輝と海斗が北見さんと話してるのをあたしは見ていた。




そんなあたしに気付いた北見さんが話しかけてくる。



「月城さん…元気ないね…?具合悪い?」

「えっ…いや、大丈夫だよ?北見さん、心配してくれてありがとっ」

「北見さんって言うの…やだ」

「えっ?」



北見さんが顔を膨らませてあたしに言う…




「大輝も月城さんも麗華って呼んで♪」




北見さんは膨らませた顔を笑顔に変えて、あたしと大輝に向かって言う。
< 149 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop