愛してるのに愛せない
2時限…3時限…4時限と、あたしはぼんやりしながら授業を受けていた。
気付くと昼休み…
あたしは、海斗と大輝…そして北見さんを含めて話していた。
「へぇ〜、相馬君も月城さんも、海斗の親友なんだ〜?」
「もう大輝でいいよ!」
大輝と海斗が北見さんと話してるのをあたしは見ていた。
そんなあたしに気付いた北見さんが話しかけてくる。
「月城さん…元気ないね…?具合悪い?」
「えっ…いや、大丈夫だよ?北見さん、心配してくれてありがとっ」
「北見さんって言うの…やだ」
「えっ?」
北見さんが顔を膨らませてあたしに言う…
「大輝も月城さんも麗華って呼んで♪」
北見さんは膨らませた顔を笑顔に変えて、あたしと大輝に向かって言う。