愛してるのに愛せない
「じゃあ…あたしも彩でいいよ」
「うん!よろしくね♪あーやっ♪♪」
あたしの手を掴んで、ぶんぶん振りながら笑う麗華。
なんて明るい人なんだろう…
あたしは唖然としていた。
「あたしも、彩と親友になりたいな……だめ?」
「いいよ♪いっぱい仲良くしようね!」
あたしは無理にでも笑って言う。
この日、あたしと麗華は親友になった。
でも…なんでかな…。
明日香さんがずっとあたしたちを睨んでるのは……