愛してるのに愛せない


「あの車…知ってる車…?」

「あ…あぁ……知り合いの人だよ…」

「ホントに…?」

「嘘ついてどうする……ほらっ、体調悪いなら早く寝な?」





兄貴の様子は明らかにおかしい。



兄貴に背中を押され、俺は自分の部屋に入れられた。







ベッドに横たわり、兄貴の顔を思い出す。








兄貴……俺に何か隠してるな…?
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