愛してるのに愛せない
「はい、そこまでー!」
担当の先生がテストの終わりを告げた。
どうやら考えているうちに時間が過ぎていたようだ。
答案用紙を回収してる人に渡して俺は大輝を起こす。
「終わった…?」
「終わったよ」
「全然できなかった…」
「俺より先に寝てたもんな」
「まぁね♪」
誇るとこ違うだろ…
彩はどうだったかな…?
俺は彩にテストのでき具合いを聞いてみた。
彩は笑顔だった…。
きっと、できてると思ってるんだろう…