愛してるのに愛せない
いじめ
「おはよー」
「おっはよー♪」
新学期が始まって、体育祭の日を迎えた。
相変わらず、朝の挨拶は欠かさない俺たち。
「今日の体育祭、去年みたいになることを期待してるぞ!」
クラスの全員が俺たち四人に期待している。
去年は、俺たち四人が速くて活躍したために、仕方ない。
「今年の順番、俺たち全員が最後の方で固められてるな…」
大輝が俺に言ってくる。
「去年のがあるからな…」
俺は溜め息をついた。