愛してるのに愛せない
「んで、大輝。遊びのことなんだけど…」
一通り大輝に説教したあと、俺は3時限に考えていたカラオケの話を大輝にした。
「いいんじゃん?つか、それしかねぇよっ!」
「んじゃ、決まりでいいか?彩は?」
念のため、彩にも聞いてみる。
「あたしもいいよっ!!」
彩は笑顔で答えた。
彩の笑顔を見てドキッとしたが気にしない。
「じゃあ今度の日曜、10時に学校の近くのコンビニで待ち合わせな」
「うぃ」
「OK♪」
二人の返事を聞くと同時に授業が始まるチャイムが鳴った。