愛してるのに愛せない
「海斗~…勉強教えて…」
「寝そうになりながら言うなよ……つかどこで?」
「海斗の家…」
大輝は顔を机につけて、今にも寝そうな状況で話す。
彩も同じ体勢でいるのかと思い、彩の方を見る。
しかし彩は真面目な顔でこちらを見ている…
「あ…あたしも行っていい…?」
大輝と同じことを考えていたようだ。
そういえば兄貴が今度、友達連れてこいって言ってたな…
まぁいいか…と思い、俺は二人の提案を了承する。
「いいけど…寝るなよ?」
「うぃ」
「うんっ」
なんだこのやる気の差は…