愛してるのに愛せない
「いつやんの?」
「テストの二日前…泊り込みで…」
「はっ!?」
俺の驚く声にクラスのみんなが俺を見る…
気まず…
「すみません…」
たくっ…大輝のせいで恥かいたわっ!
それより…泊まりって……彩は女の子ですけど…
「彩は無理だろ…?」
「そんなことないよっ」
そうだよな、普通は無理だよな、彼氏でもない奴の家に泊まるなん…て?
今…なんて言った…?
「あっ…でも無理ならいいよっ」
俺の茫然とした顔を見て、彩は手をブンブン振った。
「大丈夫か…?お前の両親、絶対に反対するぞ?」
「大丈夫!気にしなぁ~いっ」
まったく……少しは考えろよ…