愛してるのに愛せない
「あの…明日香って呼んでいいですよっ」
別に名前なんて呼んでないし…
つか、上から目線…?
とりあえず思ってることが顔に出ないように笑顔のまま喋る。
「おぅ!よろしくな、明日香」
俺が名前を呼ぶと明日香は顔を赤くして握手した。
握手したと思ったら、明日香は同じ出身校であろう友達のところに走っていった。
なんだあいつ……変なやつだな…
そんなことを考えていると担任と思われる先生が来た。
そして急いで大輝を起こし、みんなが席に着く中で俺も席に着いた。
それと同時に隣に誰かが座ったのに気付いた