空の彼方へ。
ビー玉みたいな茶色い目、きれいな顔立ち、まさに悠くんだ。
びっくりして声が出ない。
さっきまで、もしかしたらと考えていたことが起こったからだ。
「席は・・・大橋の隣に座ってくれ!」
って、愛の隣じゃん!
それにしても、こんな偶然あるのだろうか?
「よろしく」
声をかけてみる。
「・・・・・・。」
無視。まるで透明人間を見ているかのように。
心臓がドクドクいっているのが分かる。
授業なんてそれどころじゃなかった。
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